「SPIRAL（スパイラル）」文化発信の要所の1つとして青山の顔であり続ける、複合文化施設

『青山、螺旋』⠀

1985年のオープン以来、文化発信の要所の1つとして青山の顔であり続ける、複合文化施設「SPIRAL（スパイラル）」。⠀

⠀「生活とアートの融合」をコンセプトに活動するアートセンターとして、大型のギャラリーと多目的ホールを中心に、飲食店、生活雑貨ショップ、美容サロンなどで構成されており、現代美術やデザインの展覧会から演劇やダンスなどの舞台公演、コンサートやファッションショー、シンポジウムなど、時流を俯瞰した確かな審美眼で様々なジャンルを融合するようなアート・イベントを常時開催している。⠀

また、2階にある生活雑貨セレクトショップ「Spiral Market(@spiralmarket_jp)」だけをとって見ても、国内外からセレクトしたアイテムを約60,000点取り扱うという大変な充実具合であり、美的感度の高い顧客を惹きつけて離さない。⠀

スパイラルの名の通り「螺旋型に吹き抜けた巨大な展示空間」と、それを見渡すカフェが作り出すオープンな空間構成が特徴的であり、美術館・劇場とも商業施設ともつかぬ、ユニークな雰囲気を醸し出している同建築物は、建築家、槇文彦（まき ふみひこ）のデザイン。⠀
「80年代を代表するモダニズム建築」としても国際的に知られている。⠀

創設以来「文化の事業化」を謳ってきた同社、スパイラル／株式会社ワコールアートセンターは、総合的なアートプロデュースを行う企業として、大変面白い組織でもある。⠀

国内外のアーティスト・芸術団体とのネットワークと、蓄積したノウハウを駆使した独自のアプローチを感じるためにも1ヶ月に1回は立ち寄ることをお勧めしたい。⠀