晴のち雨のち晴

『副都心線、通勤通学を見守るパブリックアート!』


「活力(ENERGY)」をテーマに副都心線全駅で展開されたパブリックアートの一つである「晴れのち雨のち晴れ」は副都心線北参道駅の改札壁面に堂々と存在する作品。

2008年6月14日に副都心線の開通と同時に開業した北参道駅は言うまでもなくダガヤサンドウを象徴するアクセスポイント。

和光市から渋谷までを繋ぐ副都心線は途中、池袋、新宿三丁目、明治神宮前(原宿)などターミナルとなる街に急行でアクセスし、山手線に代わる主要首都交通手段として利用されています。
地下鉄であるが故、駅構内は天候に左右されず常に煌々としており人工的且つ極めてクリーンな印象です。

本作品はそんな中にあっては一際、鮮やかな原色と自由な線が目を引く壁画であります。(写真は一部ですが全体はとても壮大)

佐賀県佐賀市生まれの油絵画家、女子美術大学教授である吉武研司氏は順天堂大学附属病院や、成田スカイアクセス・空港第2ビル駅の陶板壁画の制作も行ている方で、
本作品においては以下の言葉を添えられております。

「想像してごらん
地球と生きものたちのこと
共につながり
共に生き
循環していることを」

普段忙しなく通勤通学されている方々も是非一度足を止めて想像してみてはいかがでしょうか?

東京での日常生活の中でついつい見過ごしがちな、自分も自然の一部であるという事実を見直すきっかけになるかもしれませんね。


■晴のち雨のち晴/吉武研司(よしたけけんじ)
東京メトロ副都心線北参道駅B1F(改札内)  東京都渋谷区千駄ヶ谷4-7-11
■素材:陶板タイル
■寸法:2.8×10m ■協賛:財団法人メトロ文化財団

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